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波川海~川が大海にそそぐオーケストラのバイオリン


♪波☆川★海
by umidesu3
【プロフィール】
波川海は、『波』、『川』、『海』の3人を意味しています。
「川が大海へそそぎ込んだ時、その川の水は存在が消えてしまうのでしょうか。オーケストラが完全なハーモニーで演奏している時、例えばバイオリンの音は消えてしまうのでしょうか」(シルバーバーチは語る 319頁)
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●バランスのとれたスピリチュアリズムの発展

「心の道場」(あるいは心の道場に代表されるような「スピリチュアリスト保守派」)に対する私の評価は下記に書いてあるように、肯定的評価と否定的評価の双方があります。ただし、今までは、心の道場の日本スピリチュアリズム界における影響力が非常に強いことに鑑みて、バランスをとる必要性から、このような保守派の考えに対して、私は否定的な面を強調することの方が圧倒的に多かったと思います。

しかし、私の心の道場への基本的なスタンスは、肯定的な面と否定的な面を客観的に見ようとする是々非々のスタンスです。

☆また、「霊的真理の大きな流れ」から見れば、「江原啓之氏」とは異なり、「心の道場」を含む「保守派」は「スピリチュアリズムの基本原則」を保持する「正統派のスピリチュアリズム」の流れの中の一員だと考えています。(「西欧スピリチュアリズムの日本化(その1):2つの流れ」参照)

☆このことから、「スピリチュアリスト保守派の存在意義」でも述べたように、保守派には保守派としての存在意義があると考えています。

また、私のように、高級霊訓以外の霊界通信や他の思想・宗教まで視野に置きながら真理を考えて行こうというスピリチュアリストを「進歩派」と呼ぶならば、「進歩派」は排他的にならない反面、スピリチュアリズムの本質から逸脱してしまう恐れがあるという欠点を持っています。

このため、「ややもするとスピリチュアリズムの本質から逸脱する恐れのある進歩派」と「古典的な高級霊訓を墨守する保守派」が適度の緊張関係をもってこそ、バランスのとれたスピリチュアリズムの発展があるのではないかとも考えています。

☆【心の道場に対する私の評価】

(1)肯定的評価
①スピリチュアリズムは、「霊」や「霊界」について興味本位に、また厳密な検証を経ないで信じる「トンデモ」と境を接しているところがありますので、この「トンデモ」との峻別には常に気を付けていなければなりません。

この観点から、心の道場は、トンデモへの峻別を厳しく行っており、良質のスピリチュアリズムを維持するために大きな貢献をしています。

②スピリチュアリズムはファジーな要素を持つ宗教ですので、ややもするとスピリチュアリズムの本質から逸脱してしまう危険性があります。この点、心の道場は、「スピリチュアリズムの原則」を忠実に守ることに大変熱心ですので、この点でも大きな貢献をしています。

③また、絶版書籍の自費出版、ネット上での無料公開などの活動を行っていますが、これも強い宗教的情熱がないとできないことです。しかし、この宗教的情熱は、ややもすると独善性、排他性に結びつくところがある両刃の剣です。

(2)否定的評価
①霊界側から地上界への働きかけは今でも行われているはずです。ところが、心の道場は、「シルバーバーバーチ」(あるいは高級霊訓)のみ最高の教えであり、これ以外は学ぶ必要がない・・という考えです。このような考えは、排外的、独善的な姿勢を産み出すだけでなく、スピリチュアリズム思想の今後の発展を阻害する停滞的な考えにつながる恐れがあると考えます。

②心の道場ニューズレターに良く表現されていますが、心の道場の独特の価値観(過度な滅私奉仕主義、過度な禁欲主義)がシルバーバーチの霊訓の解釈に反映され、(心の道場の影響力の大きさから)それが正しい解釈だと多くのスピリチュアリストに見なされるようになっている面があります。

(文責:川)

by umidesu3 | 2005-09-17 08:18 | 心の道場
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